【ちょこっとDIY】家具で隠れるコンセントを移動!電源タップを使う場所優先で仮固定して使い勝手向上!

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完成した埋め込みコンセントの写真

部屋の模様替えで家具を移動させたときに悩むのが、変えられないコンセントの位置! このあたりにタンスを置きたいけど、コンセントが隠れてしまうよなぁ。 部屋のレイアウトを左右するといってもいいコンセントの位置!

部屋にある使いにくい隠れたコンセント イメージ図
壁コンセントは隠れがち

 こんな風に タンス、ベッドを置きたいけどコンセントを隠してしまう。。。家具の後ろに隠れたコンセントから延長コードを出したけど、椅子が踏んだり足元で絡まって不快!ホコリがたまるけど掃除機で吸う時、線が邪魔!! ってことありますよね。

かといって簡単に壁コンセントの位置も変えられません。まぁ仕方ないから、壁と少し隙間を開けて家具を置いて、コンセントを使いたい時は変な体勢で家具の隙間に手を入れてプラグを差し込む。とか…

この記事は、家具に隠されるコンセントを安全かつスマートに使い勝手を向上させるDIY事例です。使い勝手優先か、部屋のレイアウト優先かで悩む模様替えを、もっと自由に取り組めるかも!

この記事のもくじ

前置き 電気工事には資格が必要な作業があります!

冒頭に、簡単に壁コンセントの位置は変えられないと書きましたが、業者さんに頼めば移動や、口数の変更等可能な範囲で対応してもらえます。

資格のない電気工事はやめましょう イメージ

しかし、電気工事の資格が無い作業者が、これらの作業を行うことはできません。私は資格を持っていませんので、資格がいらない範囲での作業を心がけました。

下調べ

今回、壁のコンセントが隠れるので、同じような使い勝手で別の場所にテーブルタップを固定しようと考えていました。しかし…

テーブルタップの固定 で調べると、どうやらテーブルタップの固定自体が資格作業に抵触しそうな雰囲気を感じました。不安全へつながる工事を抑制するのが目的のようです

壁のコンセントから手元へのコンセントの移動は、延長コードやOAタップなどホームセンターやスーパーへ行けばたくさんの種類があり、安価に購入できます。しかし壁コンセントと違って、両手で抜き差しするのが基本です。

どうしても「片手でタップを持って、逆の手で抜いたり差したりする」のは若干ストレスを感じてしまいます。固定せずに、どうやって解決しているか、関連商品を探しました。

まずは、固定できるものが付属しているものから…

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別売のタップを固定できるもの…

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もともと固定が前提のもの…下の商品はねじ止めで固定します。

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固定が前提のものまで普通に売られていて、その商品ページには特に「資格が必要です」という文言が無いので、大丈夫なのか…と思いもしましたが、私の判断は

テーブルタップの線の固定はダメ ←コレ確実にダメ!
テーブルタップに穴を開けたり改造するようなねじ止めはダメ ←解釈微妙

という判断に至りました。

なぜ、色々調べたかというと、「埋め込みコンセント」にしたかったからです。普通のテーブルタップの裏に両面テープを貼って机の上や、タンスの横に張り付けると固定できますが、「飛び出す」のは仕方がありません。でも、壁のコンセントは、壁に埋め込まれているので手前に飛び出ず、スマートな作りですよね。

しかし、もともと下記のような屋内配線用埋め込みコンセントは、作業に資格が必要で購入はできますが、DIYで取り付けが出来ません。商品ページにも「資格が必要です」と明記してあります。

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コンセプト

そこで考えたのが、市販の電源タップを埋め込む方法でした。そのために前記の「電源タップを固定したらダメ?」という下調べをした訳です。経済産業省が定義している「軽微な工事」が非常にわかりづらくて曖昧なので、自己判断の範疇を超えないものばかりですが、間違いないのは「電源ケーブルを固定するのは絶対ダメ」というものなので最低限守ります。

ちなみにケーブル固定で屋根裏で見つけられるのはこんなものです。

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もう一つ、「仮固定は大丈夫」という解説が多いことで、テーブルタップのコンセント側にあらかじめ用意された「引っ掛け」や「丸穴」を利用して「仮固定」は大丈夫と判断しました。

実際、冒頭の商品紹介のように取付金具等が売られていますが、強固なねじ止めがされない仮固定ばかりです。(家具製作用埋め込みコンセントというものは完全に固定していますが…これはよくわかりません。)

完成したもの:本棚への埋め込みコンセント

このコンセプトのもと、完成したのがこちらの埋め込みコンセントです。

本棚に埋め込んだコンセントの写真

下の写真のように、この本棚の下部は引き出しになっていますが、奥行きが途中までで内部にデッドスペースがありました。ここに電源タップを埋め込んで、後方から電源ケーブルを引き出しています。

埋込コンセント 引き出しの奥に設置

ちなみに壁のコンセントは、この家具の裏に隠れています。

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作業の様子をここから紹介します。

作業前の調査

まず取り付ける本棚をチェックします。どんな素材なのか、追加工できそうかなどの判断をします。その時よく使うのが、壁の桟を探査する道具、シンワの下地センサーです。今回、フラシュ合板と呼ばれる中空板をこの下地センサーで観察しましたが、おおよその構造を想像するだけにとどめておきましょう。下地センサーの反応を100%信頼して、荷重の掛かる構造物を固定したりすると外れたり、落下したりする恐れがあります。

シンワ 下地センサーの反応写真

ある程度取付箇所の様子が解ったら、そこに埋め込めそうな電源タップを購入します。この時点では大きさが購入の選択基準になります。

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部材の購入

念のため、購入する電源タップの要件をリストアップしました。

 プラグは直角に曲がるもの(壁のコンセントへの接続)
 節電のためのスイッチ付き(各口にあると良)
 4口までのもの(すでに壁から分岐しているので)
 節電スイッチと差込口が同面であること
 外径形状がシンプルなもの(埋め込みしやすさ)

ホームセンターで見つけたのはこの商品でした。右側の安全プラグカバーは、この電源タップを壁コンセントへ接続しますが、そこは家具の裏なのでそれほど掃除する機会が無いので、念のための安全対策です。

購入した電源タップと安全プラグカバー

本棚の追加工

購入した電源タップを取り付ける本棚の追加工をします。

1.本棚の構造部を見えるように、ドラフティングテープを貼ってその上に描く。

2.購入した電源タップの外形をなぞって本棚に描く。

本棚へのケガキ 写真

ドラフティングテープにペケxが書いてあるところが、内部の桟の所です。コンセント上部がペケの範囲に入っていますが、下側を切断するより良さそうなので上側を削ります。

3.電源タップのケガキに沿って穴を開けてのこぎりで不要部分を適当にカットし、やすりできれいにしました。

埋込コンセントの取付面の加工
下書きに合わせて穴を開けて→のこぎりで荒落とし→やすりで仕上げ→ 最後に確認

のこぎりでの荒落としには、ピストル柄の細いのこぎりが最適です。1本あると便利です。

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木工のやすりは、粗削り用に目の粗いやすりを1セット持っておくと、木材の角のR加工や、大きめの面取りなどで重宝します。

4.電源タップのコードを壁コンセントへ通す穴を開けます。

コンセント取付けのための本棚改造

5.電源タップを仮固定します。

この電源タップには、裏側にUの字に開いた引っ掛け用穴が開いていたので、この引っ掛け穴を使って適当な木材に電源タップを仮固定します。(スライドすれば外れる状態です。)

コンセントの裏にある引っ掛け穴写真
裏の引っ掛け穴
電源タップを木片に仮固定した写真

6.木材を本棚の内側から固定(木材を固定)します。

本棚への電源タップの増設作業写真

この時点で、電源タップはくり抜かれた形状にフィットして、スライドしなくなるので外れません。木片には仮固定した状態なので、電源タップは「ビスなどで固定されてない」のと「追加工されていない」状態です。動かないので固定と呼ぶような気もしますが、この状態なら冒頭に判断した状態を維持していると思っています。

7.表側はコーキングで見栄えを良くしました。

本棚に増設した埋め込みコンセント

完成

コーキングの仕上がりがいまいちでしたが、完成しました。

本棚への埋め込みコンセントの設置

飛び出しが無いので、とてもすっきりしたコンセントが使いやすい場所に増設できました。適度に床からの高さもあるので、プラグの抜き差しも快適です。

ちなみに、内部のコードはもちろん固定やクランプせず、トラッキング対策用プラグカバーを取り付けて、壁コンセントに接続しました。

家具で隠れるコンセントなので、容易に掃除できる場所にないと思われます。そのため可能な限り安全性を考慮することをお勧めします。ホコリで短絡火災を引き起こすことは知られており、電極にほこりがたまらない工夫をしても安心せず、大掃除の際は忘れず掃除・確認しましょう。

この作業と仕上がりが電源タップの固定と判断されるか、また無資格作業で問題があるのか判断してほしいですが、自分では大丈夫だと思っています。

少し記事内容とは毛色が変わりますが、隠れる壁コンセントのホコリ対策にもなるカバー付きの電源タップの記事がニュースアプリに入ってきました。スッキリ見た目なので、ごちゃっとしがちな壁コンセントを周りを隠す(先端の機器接続タップ部分を家具の裏に隠すなど…)のにも役立ちそうですね。元記事はこちら

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